家づくりで失敗しないための7つのチェックポイント・(3)チェックポイント4〜6

ポイント(4)モデルハウスに惑わされない人

ポイント(4)モデルハウスに惑わされない人

モデルハウスは豪華絢爛。惑わされる人は失敗します。

初めて家を建てる方は、モデルハウスの外観や、キッチンなどの設備に目がいってしまい、肝心なところを見落とす事が多いようです。
必ずといっていいほど犯してしまう失敗があります。それはどんな点でしょうか。

(1)驚いてはいけない
玄関に入るとすぐに、「わぁー、ひろーい」 と思われるはずです。当たり前です。広く作ってあるのですから。
一般の家庭では、広くても2メートル×2メートルくらいです。間違っても、「こんな広い玄関になるのねぇ」 とは思わないでください。ここで驚いたら、営業マンの思う壺です。驚くのをじっとこらえて冷静になって中へお進みください。


(2)ワクワクせずに厳しい目で
玄関に入ってそのままリビングに行き、そこで、「まぁ、すてきな応接セット」「カーテンがかわいい!」 などと、ワクワクし始めたら赤信号です。
モデルハウスは、『大人のディズニーランド』 と言っていいくらい、夢のあるつくりをしています。あなたは夢の世界に入り込むことなく、厳しい目で確認してください。


(3)標準仕様とオプションの確認を
モデルハウスを見学して困るのは目移りです。全てのものがよく見えてしまい、自分がその家に住んだ状況を想像してしまうのです。しかし、現実とのギャップに気付いた時、家づくりをあきらめてしまう人が多いのです。あなたには、そうなってほしくありません。
豪華絢爛なモデルハウスには、多くのオプションや装飾品が飾られています。その一つ一つが標準仕様なのかオプションなのか、しっかり尋ねましょう。


(4)設備は身の丈にあったモノを
最新キッチン・最新ユニットバス・・・。モデルハウスは全てが最高級です。
あなたの暮らしに本当に必要なものかは疑問です。
『建築費を無駄にしないで、いい家を建てたい』 と願うなら、本当にお金をかけるべきところを間違えないようにしましょう。

ポイント(5)資金計画をしっかり立てられる人

ポイント(5)資金計画をしっかり立てられる人

一番大切なのは、“資金計画”です

「家を建てようか建てまいか」 と悩んでいるあなたを建てる気にさせる、とっておきの言葉があります。「自己資金無しで建てられます。」 この一言です。
そしてもうひとつ。「今の家賃並みで建てられます。」です。
確かに今は金利も安く、30年・35年ローンで家を建てることは可能です。
しかし、頭金無しで月々のローンが高くなってしまったり、月々の支払いが安くても、ボーナス払いが非常に高いと言ったケースが多々あります。


そして、意外にかかる費用は、『光熱費』 です。アパートから一戸建てに引越し、まず驚くのが月々の光熱費です。必要以上の照明設備や、デザインばかりに気を取られて肝心な構造を見落とすと、暖房などの光熱費に余計な負担がかかります。
賢い人は、「いくら借りられるのか?」 では無く、「いくらなら月々返済できるのか?」 をしっかり把握できる人です。
せっかくマイホームを手に入れた後、生活を切り詰めなければいけないというケースや、最悪の場合、維持できずに売りに出すこともあります。あなたは絶対にそうなってはいけません。
まして、お父さんのお小遣いを減らすことはしないであげて欲しいものです。
『建築費を無駄にしない』 と言うことは、家全体にかかる費用を抑えます。そして、その一番の目的は、少しでも住宅にかかる月々の出費を抑える事なのです。
家づくりは、人生で最大のイベントです。しかし、それが目的で生きているのではありません。あくまでも、人生を楽しくするための一つの道具であり、ツールです。


家を建てた後の暮らしが変わらない事が大切だと私は考えます。


もう一度言います。


家づくりで大切なこと、それは“資金計画です。そして…
いくらまでなら月々返済できるのか?
ご自身が一番知っているはずです。

ポイント(6)営業マンを見分ける事の出来る人。

ポイント(6)営業マンを見分けることのできる人

営業マンは“売るプロ”であることを忘れてはいけない

「私にお任せください!」
今日も、きっとどこかで言っている言葉です。しかし、本当にその営業マンに全てを任せて大丈夫でしょうか?
家づくりというのは、得てして口約束が少なくありません。担当営業マンがいなくなったとたん、約束は終わりになるのです。
実は、ハウスメーカーなどの営業マンは平均3年で転勤になります。なぜ転勤するのでしょうか?それはクレーム処理を抱えきれなくなることが原因の一つと言われております。抱えきれなくなったお客様を切り捨ててしまうのです。挨拶はがき一枚で。


はたまた、地域に根を下ろした工務店・ビルダーは、社長はもちろん、社員もほとんどが地元の人間です。転勤もありません。
アンケートによると、家を買う決め手の一番の理由が、『担当営業マンが信用できる人だったから』 だそうです。


しかし、考えてみてください。
ハウスメーカーの営業マンは、その道のプロです。
初めて家を建てようとする人の質問を潰すことなど朝飯前です。毎日その繰り返しなのですし、社員研修では厳しい訓練を受け、ああ言われたらこう言え、これを指摘されたらあれを出せ、といった応酬話法のマニュアルも存在します。
つまり、あなたの考えていることぐらい全てお見通しです。
逆に、もしあなたが営業マンより知識があり、質問攻めにしたらどうなると思いますか?営業マンはあなたを面倒くさがり、「よそで建ててください!」 と、すっぱり切られることでしょう。
ハウスメーカーは、面倒くさいお客を嫌い、相手にしたくないのです。もちろんあなたは、ただ納得のいくようにいろいろ質問しているだけなのに…。

それに引き換え地元の工務店には洗練された営業マンはいません。
もしあなたがハウスメーカーの営業に疲れたら、一度地元の工務店に出かけてみてください。きっと新しい発見がそこにあります。


繰り返しますが、工務店は地域に根ざしております。逃げも隠れもしません。

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